○議長(大沢元吉君) 議事日程は、配付したとおりであります。
〜
〜〜〜〜〜〜 ◇ 〜〜〜〜〜〜〜
○議長(大沢元吉君) この際、諸般の報告をいたします。
報告事項は、お手元に配付したとおりであります。
〜
〜〜〜〜〜〜 ◇ 〜〜〜〜〜〜〜
○議長(大沢元吉君) 日程に入ります。
日程第一、一般質問を行います。
通告に基づき、順次質問を許します。
田中恒春君。
〔田中恒春君登壇、拍手〕
◆田中恒春君 通告に従いまして質問させていただきます。
船橋市は、去る十月に「
スポーツ健康都市宣言」をいたしました。多くの市民が、いや、すべての市民が、その実現に大きな期待を寄せております。
ところで、宣言文の内容を見ますと、どの一つを取り出してみましても、その実現に至る道というのは大変遠いように思われます。
たとえば、この宣言の内容を見ますと、「
市民一人ひとりがスポーツに親しみ健康な生活を営もう」とあります。市民一人一人が、一人でも多くということでございましょうが、スポーツに親しむ、それを実現化していくということは、大変、遠大な構想でありますし、あるいは、この個条書きにあります第二番目あたりを見ますと、「スポーツを通じて生き生きとした地域の輪を広げよう」。生き生きとした地域の輪を広げるということを取り出してみましても、大変その実現は遠いという、息の長い構想であろうかと思われます。そして、この遠大な構想を実現していきますには、行政のさまざまなセクションを統括していかなければなりませんでしょうし、また、こうした大構想ほど、しっかりした計画を立てて推進していく必要があろうかと思われます。
そこで質問いたします。
具体的に、この
スポーツ健康都市というもののある程度の目標といいますか、到達目標というようなものをお持ちで、それに立って計画を進めていらっしゃると思うんですが、実際、何力年ぐらいのプランをいまお立てになっているのか。できましたら、大きな、年度別といかないまでも、大枠の構想がございましたら、お聞かせいただきたい。これが第一の質問でございます。
第二は、その中で、いま来年度の予算の枠組みが編成されているかと思いますが、来年度の構想に関しましては、かなり具体化されてきていると思うんです。差し支えのない範囲内で、さしあたって来年どのような事業やらあるいは施策というものがなされようとしているのか、お伺いできればと思います。
まずこの二点についてご質問いたします。よろしくお願いします。
〔
企画部長竹下昭治君登壇〕
◎企画部長(竹下昭治君) お答えをいたします。
まず最初のご質問でございますが、この「
スポーツ都市宣言」の実現に当たっての具体的な目標、年次計画、こういうご質問でございます。私どもは、この都市宣言をするに当たりまして、まず
スポーツ健康都市推進委員会というものを設けてございます。
推進委員会にいろいろお諮りをし、あるいは
推進委員会の提言もいただきまして、これから船橋市としては何をなすべきか。これは行政といたしましては、こういうことをしたい、ああいうことをしたいということをいろいろ考えており、計画も持っておりますけれども、やはり市民の衆知を集めた中でこういう計画をする方がベターであろうということで、そういう作業に現在取り組んでおるわけでございます。
具体的には、都市宣言の中にも申し上げましたように、市民の一人一人がスポーツに親しみ、また子供を健やかに育て、さらにはそういったスポーツを通じて生き生きした社会の輪を広げるということで、そういうことを実現するためにはどういうふうにしたらいいかということで考えておるわけですけれども、まずソフトな面で申し上げますと、人材の発掘あるいは養成、これはスポーツの地域的なリーダー、あるいはグループ的なリーダーを養成する必要が非常に大きい、その必要性が非常に大きいというようなことで、それをまず第一のこれからの計画の中で考えていかなければいけないだろう。
さらには
スポーツ環境の整備。これは施設を整備することはもちろんでございますけれども、その環境をつくる。グループを育成し、さらに組織化を進めていくということで、スポーツをやる機会をどういうふうにつくっていくかというような環境の整備を図る。それにあわせまして、その
施設づくりをしなければいけない。これはハードな面で、市の方としても実施三カ年計画の中にも、いろいろな面で盛り込んでございます。
さらには、推進機構の整備充実。これは先ほど申し上げました
推進委員会、あるいは指導員等の
連絡協議会等もございますけれども、これから私どもが考えておりますのは、
スポーツ健康フォーラム、これはやはり私どもがスポーツ健康、あるいは青少年の問題に関係しております五十数団体、合計五百人程度の
フォーラムを構成しまして、そういう中で、いろいろ知恵を出し合い、あるいは力を出し合って、まず第一の目標としては、青少年の健全育成について、これを取り上げてみようじゃないかというようなことで、運動を展開しておるわけでございます。
それから、さらには広報活動の充実、あるいは
スポーツ健康都市に関する調査研究、こういうものを当面のテーマとして目標を定めて、年次計画を立てていこうということで、現在作業中でございます。近いうちに、私ども、この第一回の
フォーラムを開催いたしまして、そういった内容についていろいろ固めてまいりたいというふうに考えておるわけでございます。
さらにご質問の第二点の、来年度の構想についてはどうなんだということでございますが、実施三カ年計画等にも来年度の実施計画といたしましては「
スポーツ健康都市宣言」を記念しての
総合体育館、
サッカー場を設けた
総合体育館、あるいは海老川の護岸敷等を利用した
ジョギングコース、さらには
フィールドアスレチック、
キャンプ場、
ゲートボール場、あるいは学校の開放、
中学校運動場の
夜間照明等を、いろいろ予算の面では考えてまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
〔
市長大橋和夫君登壇〕
◎市長(大橋和夫君) 田中議員のご質問に、私からもお答えいたします。
議会でもしばしばこの問題について論議されてきたわけでございますが、現実に十月十日に「
スポーツ健康都市宣言」をいたしたわけでございます。議会の各位に対しまして、非常なご協力、ご支援をいただきまして本当にありがとうございます。
この
スポーツ振興につきましては、従来は
教育委員会の段階で、その一分野で考えられていたわけでございますが、議会でも何回もお答えいたしましたように、船橋の市政運営の基礎に置きたい、少なくとも私が市政を責任を持って担当している間は、これを最重点に置きたいと考えているわけでございます。
その一つの理由は、やはり船橋の人口構成、また、ここに至ります間の歴史を考えますと、船橋、去る九月に五十万都市の仲間入りをいたしましたけれども、市民の四分の三の方が新しい市民か、その
お子さんたちでございます。船橋の古い歴史を学んでいただくと同時に、昔からの市民の方々と手を結んで、子供たちのために新しい町づくりをしてもらいたい。そういう新しい
コミュニティーふるさと運動といいますか、そういう意味を込めまして、五十万都市になりまして、船橋も第二の発展期を迎えたわけでございますが、どうしても千葉都民と言われるような形で、地元意識の少ない方もおられます。
そういう意味で、やはりいい町づくりをしてもらいたい。個人生活も健康でありたい。町も健康でありたい。また青少年の健全育成について、
スポーツ振興が非常に役立つことは、世界の通例でございます。いういう意味を込めまして、五十万都市の記念事業として何を市長はやるのかと方々で聞かれておりますけれども、この「
スポーツ健康都市宣言」、宣言のしっ放しではなくて、これを一つの境にして、
市民スポーツを盛んにしたい。そういう意味で、
スポーツ振興元年にしたいという気持ちがあるわけでございます。
基本計画にもうたっておりますし、実施三カ年計画にも具体的な
組織づくり、また
施設づくりの大綱は出ておりますけれども、新年度予算に当たりましては、実施三カ年計画、また
先ほど企画部長からお答えしましたが、市民の声を十分聞いて、この施策に役立たせるために、
スポーツ振興の市民の声を聞く
フォーラムも計画されているわけでございます。また、いろいろの方から、行政組織も含めて検討したらどうかというご意見も聞いておりますので、この行政をタッチする組織も含めまして、新年度予算には十分、最優先で反映したいと思っておりますので、ぜひご理解、ご協力を得たいと思っております。
〔田中恒春君登壇〕
◆田中恒春君 いま市長さんから、
スポーツ振興の元年にしたい、こういう力強い意向をお伺いしたわけですが、これは大変申しわけないんですが、率直な印象として、その前に、どういう長期的なプランがあるかという質問に対して、担当の企画部の方からのご説明ですと、何といいますか、
組織そのものがまだ動き出していないというか、まだ十分に動き出してはいないような印象を受けたのです。もう少し何か、これは素朴な感じなんですが、対応がもうちょっと速く、スピーディーにいかないものかなという印象を受けざるを得ないわけです。大変むずかしい、大きなプランだけに、おぜん立てをするだけでも大変かと思いますが、できるだけ速やかに、しかも実のある施策が実現されますようご努力いただきたいと思うんですが……。
さて、実はこの秋に、
文教委員会で「
スポーツ健康都市宣言」をした幾つかの都市を見学してまいったんですが、その中で、伊万里市を視察に行きましたところ、やはり
スポーツ健康都市の宣言をしていますが、その具体的な目標としていますところは、市民の多くが手軽に楽しめるスポーツを、あるいはそういう場をということが最大の努力目標になっているわけです。
ところが、
スポーツ振興の方向性ということについて今後検討されていくと思うんですが、ご配慮願えれば、あるいはご検討をいただければと思うことがございます。実は、これは何も船橋市に限ったことではないんですが、現在の日本の
スポーツ振興の実情を見てみますと、どちらかというと先細りといいますか、具体的に申しますと、たとえば、つい十年ぐらい前ですが、よくママさんバレーなどというのが盛んに組織されたことがございます。
実は、身内の話をして申しわけないんですが、うちの家内もそれに加入していたわけですが、だんだんそれが回を重ねるに従って、何というんでしょうか、大変技術の上手な方でないと入りにくい、あるいはそこまでついていけないというので、せっかくママさんが忙しい時間を割いて参加しても、だんだん入りにくくなって、先細りになってしまうという傾向。
あるいは学校においてもそうなんですが、たとえば
中学生あたりですと、一年生のときに、たくさんの運動系の部へ加入してくるわけです。しかし、それが二年たち、三年たつと、その半分、三分の一まで減ってしまう。中には、この三年間、あるいは高校へ行ってもがんばってやったとか、あるいは県大会で優勝した、しかし、一たん社会へ出ます、あるいは大学へ行きますというと、もうほとんどそのスポーツをしないというような、何といいますか、スポーツをして体を動かす、楽しむということが広がっていくというよりも、だんだん狭まっていくというのが、日本の
スポーツ愛好といいますか、取り組んでいく一つの
ウィークポイントではないかと思うんです。
あるいは、一つのスポーツに固定している。つまり剣道をやりますと、一生剣道ということはないんでしょうが、たとえば学生時代でも、あのスポーツもやりたい、このスポーツもやってみたい。陸上もある。ところが、そういう窓口が狭まっている。それは地域においても同じだと思うんです。一人一人がスポーツに楽しむというこの努力目標を考えてみましたときに、できるだけ手軽に楽しめるということを理想としていくわけですが、現状においては、そうした先細りの傾向というもの、こういうものに対して、今後の
スポーツ振興の方向性といいますか、それを考えたときに、十分配慮していってしかるべきかと思うんですが、その辺、いまの段階でどのようなお考えを、特に中心に進めています担当部局でお考えになっているか、ご回答いただければと思います。
あわせて、いま
体育指導委員というのが地域に専任されているわけですが、そうした方々も、やはり船橋市の
スポーツ振興の方向性というようなものをしっかり見据えて、お世話いただくというのが一番いい形だと思うんですが、それから技術面でも、何といいますか、技能の高揚といいますか、先ほど人材の養成と発掘とありましたが、養成の方向、こういうようなものについても十分ご配慮いただきたいと思うんですが、現実に地域の
体育指導委員という方々に、どんな研修やら講習などが行われているのか、この辺、お伺いしたいと思うんですが……。
最後に、もう一点ですが、最近のスポーツの傾向といいますのは、どちらかというと幅広いスポーツといいますか、多様化しているんじゃないかと思うんです。たとえば若者のサーフィンであるとか、あるいはオリエンテーリングであるとか、ボウリングとか、ゴルフとか、あるいは釣りもありますし、競馬もスポーツの中の一種ですね。手軽に市民が楽しめるということを考えますと、たとえばゴルフの練習場を市で月に一遍借り上げるとか、そして市民に開放するとか、あるいは
ボウリング場を開放するとか、そんなふうな構想などもあっていいかと思うんですが、その辺、現実問題としていかがなものでしょうか。
もしその辺について見通しをお持ちでしたら、ご回答いただければと思います。
以上です。
〔
市長大橋和夫君登壇〕
◎市長(大橋和夫君) 再質問にお答えいたしますが、
教育委員会の分野が非常に多いわけでございますので、先ほど言いましたように、
市民スポーツの振興という意味で私からお答えし、後で
教育委員会の方からさらにご説明、ご答弁いたしたいと思います。
手軽に楽しめるスポーツの振興、私どももそれを基本に置いているわけでございますが、
スポーツ振興を考えました場合には、やはり富士山のてっぺんであります──いい選手がたくさん出る。たとえば長島、王が出ると、若い人たちはそれに向かって野球が振興されていくというように、やはりいい選手が出ることが、そのスポーツの種目の底辺を広げる。そういう意味で、やはり二刀流でやっていくのが一番スポーツの振興になろうかと思っております。そういう意味で、最終的には、一番
市民スポーツを盛んにして、市民の健康の増進を図りたい。
船橋におきましては、幸い、すでにいろいろな種目においてスポーツが盛んでございます。野球だけでなく、たとえばサッカーにおいて、昨年は中学校が一位から三位まで船橋の選手、そう言いましたら、四位も五位も船橋の代表チームなんだと訂正されたぐらいに、いま非常に多くの種目でスポーツが盛んになっております。
また、ママさんバレーだけではなくて、老人の
ゲートボールにおきましても、
東日本大会で優勝もしているわけでございまして、優勝だけではなくて、最も全国で
ゲートボールが盛んな町でもございます。
そういう意味で、あらゆる種目につきまして、できるだけ手軽で楽しめる
スポーツ施設をつくりたい。基本的にそういう考え方を持って、間に合わないところにつきましては、借地をぜひお願いして、一定の条件が合えば、
固定資産税の免除、あるいは民間の施設の開放、それから、すぐ手近にあります学校の校庭の開放についても、
教育委員会も従来やっておりましたけれども、さらに強化していただく、そういうような施策をやっているわけでございます。
また
体育指導委員につきましては、いろいろ批判もございまして、実際に体育指導につきまして専門的でない方も、名誉職的になっていただいている。一つの種目だけりっぱでありましても、必ずしも
地域スポーツの振興に適さない方もあろうかと思いますけれども、名誉職的な方もかなりおられるようでございますので、
教育委員会と共同して、これらの点についても市民のご要望に合うように、実態に即するように、人選等について、今後、十分配慮していきたいと思うわけでございます。
スポーツの多様化に伴う研修面については、
教育委員会からお答え願いたいと思いますが、いずれにしましても、
市民スポーツの振興を基礎に置いておりますので、できるだけ、大きな施設のほかに、身近でスポーツをやれるような施設を十分工夫してやってまいりたいと思っております。
〔
社会教育部長川城隆君登壇〕
◎
社会教育部長(川城隆君) (予定時間終了五分前の合図)私から、
体育指導委員の研修につきましてお答えを申し上げたいと思います。
体育指導委員につきましては、現在、私
ども教育委員会から任命しておりまして、定員が二百名でございます。これらの方々は全部が全部、何といいましょうか、
スポーツ特技に十分堪能している、こういう方ばかりではございません。そういうふうなことから、私どもでは、運動公園におきまして、これら
体育指導委員を対象にいたしました実技研修、こういうものも年間を通して実施をし、さらには県、関東、全国レベルの
体育指導委員の研修会もございますので、そういう会にできるだけ多くの
体育指導委員を派遣をして、技術の向上並びに指導者としての役割り、こういうものを勉強していただいている、こういうのが実態でございます。
いろいろ
体育指導委員につきまして、議会でもご指摘があるわけでございます。来年、改選期でございますので、この辺については、私どもは
スポーツ健康都市の
推進委員会とも十分横の連絡をとりながら、適正な方々の選任といいますか、そういう方々をご委嘱申し上げまして、
地域スポーツ、底辺の拡大を図ってまいりたい、このように考えております。
以上でございます。
○議長(大沢元吉君) よろしいですか。
◆田中恒春君 了解。
─────────────────
○議長(大沢元吉君) 中江昌夫君。
〔中江昌夫君登壇、拍手〕
◆中江昌夫君 中江であります。質問の通告してあります順序に従ってご質問申し上げたいと思います。
一つは、
人事院勧告の実施でありますが、前回の中でも申し上げましたけれども、この
人事院勧告の問題は、
労働基本権の代償措置としての
人事院勧告でありますし、この
人事院勧告が二年越しにわたって、事実上、凍結されている。こういう現状につきましては、きわめて遺憾なことでありますし、私は将来の労使関係に重大な影響を与えるのではないのか。これは過去の労働運動あるいは労使関係の経験の上からも、危惧をするわけであります。
そこで、この
人事院勧告、あるいは
仲裁裁定完全実施の慣行というものは、長い歴史の事実の中から確立をされてきておるということを忘れることはできません。とりわけ今日の政府・自民党の問答無用的な凍結、あるいは値切り政策というものは、まさにみずから法規を軽視をする、かえて言えば、きわめて暴挙だというふうに言わざるを得ないのであります。
こういうような形が出てまいれば、単に今後、労働者側の反発だけの問題でなくて、国際的な批判を受けるということも必至であります。ILOの結社の
自由委員会の第二百十八次報告の中でも、
理事会勧告、あるいは従来のILO見解をさらに明確にいたしまして、政府に対してはもとより、国会に対しても早期完全、かつ速やかな実施の結論を要請しておることを見ましても、明らかであります。
本市の場合におきまして、市長は
人事院勧告の尊重を基本的に支持をする、尊重すべきだ、こういう点を再三にわたって態度を示しております。しかし、具体的な実施の問題になってまいりますと、国の指導あるいは近隣市の動向を勘案してという姿勢のようでありますが、いつまでもこうした姿勢をとり続けていくということになりますと、結果的には国の指導を優先をさせる、勧告、いわゆるこの
人事院勧告の尊重というのは、たてまえ論に終わっていくような感じがしてならぬのであります。
ですから私は、少なくとも五十万都市の市長として、誤った国の政策であれば、近隣市長と連携をとりながら、積極的な是正をさせる行動をとるべきだというふうに思うんですが、その点、どうお考えか。改めて、いわゆる近隣市との連携をとって、国に対して
人事院勧告を守れという行動をとることができるかどうかという点について、ひとつお尋ねをしておきたいと思います。
そして、本年度分につきましては、これは労使の関係でも話をして、来年度、いや、来年度というよりも、一月以降ということでありますから、もちろん労使関係でありますから、十分に協議をしていくということは重要であります。
そこで労使の協議なり、あるいは県の動向、隣接市の動向によってまとまった場合において、これは三月の定例議会になるのか、それとも臨時議会を招集して条例の改正を提出するのかどうか、お尋ねをいたしたいと思います。
あわせて、来年度も未実施部分が出てくるわけでありますから、必然的に五%を上回るような勧告が出されるのではないかという想定がつきます。したがって、来年度の場合──来年のことを言えば鬼が笑うと言いますけれども、しかし、問題は、来年度もことしと同じような状況をとるということになってまいりますと、これは職員というものはいつかは怒りますから、そういうふうになってまいりますと、三十年前におけるような処分ストの、いわゆる悪しき慣行に回帰をするのではないかという状況すら存在をいたします。
したがって、来年度における勧告があった場合、どのような基本的な姿勢で臨むのか、あわせてお答えを願いたいと思います。
それは今日の段階におきましても、本年度の未実施の問題について、総評等を初めILOに再び提訴をするということになっております。そうすれば、この結論というものは明白であります。ことしよりもより厳しい勧告というものが出てまいるでしょう。その場合、国際的な批判も一段と強まってくるということは明らかであります。
そこで、市は数次にわたって国際的な交流派遣をいたしておりますが、いわゆるそういう調査団を派遣した中で、いわば先進国における労働問題、あるいは労使関係、この賃金決定の機構、そうしたものについてどのような掌握をしておるのか。もし掌握をしておるならば、お答えを願いたいと思います。
あるいはまた、そうした調査の結果をどのように生かしていくかという検討をしたかどうか、あわせてお答えを願いたいと思います。たとえば西ドイツにおける
労使共同決定法等の問題もあります。先日もそこに行ったようでありますから、それくらいは調査をしておるんじゃないかと思いますので、ひとつお答えできればいたしていただきたいと思います。
次に、公害問題であります。
私の手元に、ことしの夏、一通の手紙が参りました。それはマツクイムシの防除のための空中散布についてと、同時に住宅地の周辺における果樹園の農薬散布、さらには町会単位に行われている蚊やハエの防除などについてでありますけれども、その手紙を通じて考えますことは、いま市民は、みずからの身をどう守っていくのか、そして同時に、農薬問題に対する危機感というものが非常に強まってきている。単に農薬を使用すれば事足りるというようなことだけですと、行政に対する不信というものを大きく抱きつつあるということは、見逃せない事実であります。
その手紙の一節には、こういうふうに書かれておりました。農薬の空中散布は、一応地域が特定されて、日の出から九時までの間に散布されていますが、空中散布であるから必然的に拡散し、広範囲に降りかかります。市の広報には、注意せよと書いてあるが、通勤、通学、また、たまたま通りかかった者がどのように注意したらよいでしょうか。注意せよと言う以上、人身に無害ではないからではないでしょうか。空中散布は、どこの国かがやった無差別爆撃と同じであり、無謀であり、いかなる理由があろうが、中止をすべきである。こういうふうに書かれておったわけであります。
そこでまずマツクイ防止の空中散布についてお伺いいたしますが、五十七年度までは二回の空中散布でありましたが、これがことしから三回になったというふうに聞いております。その効用について一体どのように掌握をしているのか、あるいはまた使用されている薬品名について、何を使用しているのか明らかにしてほしいというふうに思うわけであります。
それは、かつて大多喜の町で、空中散布による農薬中毒死が出ているのであります。これは千葉医大の解剖結果の診断によってはっきりなったわけでありますが、そういうことを承知の上で、二回から三回にふやして行っているのかどうか、あわせてご回答を願いたいと思います。
もちろん農薬による中毒は、人の個々の体質によって異ってきますけれども、この大多喜における発生した事件というものは、農薬に対する重大な警告ではないかというふうに私は考えるわけであります。
次に、住宅周辺における農薬散布の問題であります。
これは、私の知人が住んでおります船橋市の北部の方でありますけれども、住宅に囲まれたナシ園があります。このナシ園が農薬散布を行いますと、周辺の住宅は全く農薬まみれというような形になってまいるわけであります。ですから、これは果樹園のある市内の各地方には、こうした状況は多く現出しているのではないかと思います。しかし一方、生産者はどうしても生活にかかわる問題でありますから、住民の反対があっても散布をせざるを得ない、そういう実情にあります。
これは生産農家の方の話でありますけれども、継続性といっても、やはり人体への影響がないとは言えません、やはりその日の体の影響にもよりますけれども、時によっては吐き気を感ずる、あるいは時によっては目の充血や痛みを感じます、ということをはっきり言っておるわけであります。
このような実態を見るときに、住宅周辺における農薬散布の問題についてどのようにお考えを持っているのか。またあるいは、生産農家との調和をどのような形をもってしていくかというお考えがあれば、お答えをしていただきたいというふうに思います。
昨年の六月の朝日新聞でありますけれども、毎週月曜日あるいは日曜日に食糧問題が取り上げられまして、その中で農薬依存の問題が、きわめて各方面にわたって大きな反響を呼んでおったということを、私はどうしても忘れることができないのであります。
その特集の中で、これは八月だと思うんですが、淡路島のモンキーセンターで、二十五年前から五十匹の野性の日本ザルをえづけをした。ところが、十三年前から奇形児が生まれ始めて、両手足あるいは両足がない奇形ザルが、全出生数の二五%にも及んでいるというふうに報道をされておるわけであります。そして、その原因は、生で食べさせている食物の中に農薬が入っているのではないのか、含有しているのではないのか、そういうことが、この研究者の意見としても掲載をされておりました。さらには国内各地でも、そうした奇形ザルの発生が増加をしているというふうに言われておるわけであります。
この記事に続きまして、人間の奇形児がフランスで多発して、その原因として、疫学的に見て、農業用化学物質、いわゆる農薬によるものと推定できるというふうに指摘をされておるのであります。
日本は、世界でも農薬使用量のトップクラスにありますし、角度を変えて言えば、農薬の人体実験国だ、このような酷評さえも受けておるのであります。
この石川哲教授という方が、東京農政研究会におきまして講演を行っておりますが、その中で、弱毒性有機燐剤の毒性評価は、昭和六十年ごろには正しい毒性評価が出てくるであろう──。いわゆる六十五年危機説というものが発表をされているのであります。この危機説は、先ほど私が申し上げましたように、奇形ザルの問題あるいはフランスにおける奇形児の問題によっても、偶然一致をするんじゃなくて、それが裏づけられているのではないかというふうに思われるわけであります。
現在、四千種類の農薬が登録されていますけれども、農作物の残留基準が設定されているのは、わずかに二十五種類であります。そのほかは野放しの状態になっておる。こういうような結果になりますと、農薬公害というものは、単に農民だけの問題じゃなくて、都市部における農薬野菜、あるいは農薬を使用した果実を食べている者、全体的なものにもはやわたってきているというふうに思うわけであります。とりわけ子供の視力、あるいは乱視、瞳孔障害、こうしたものに大きな関係がある。これは長野県の佐久市における調査でもはっきりいたしておるわけであります。
したがって、この船橋におきましても、今後、市内の数カ所を選定をして、長期の追跡調査を行うべきではないかというふうに思いますが、その点、見解をお伺いいたしたいと思います。
さらに、先日、マスコミによりまして、ダイオキシンの問題が報道されていました。これらの報道をされた、そういうものを受け継いで、市においてもその対応について検討をしたことがあるのか、あるいは、そういうものを見て、調査をしようという気持ちを持ったかどうか、さらに、それとも調査をしたのか、そういう点について、あわせてご回答をしていただきたいというふうに思います。
また市内に、いま草ぼうぼうの遊休地があります。これは後段の市有地の問題ではないわけでありますけれども、主として土地会社が保有をしているものであります。ここに枯れ葉剤や除草剤、これを散布をいたしております。それで、この周辺の住民は、盆栽などがあるから、こちらの方に、うちの方にも降りかかってくるのではないですか、こういうことを言いますと、これは余り効果がないんですよ、こういうふうに答えて、散布をしていくそうであります。ところが、一週間もしますと、一面枯れ野原になるという状況が出ております。
これは多分、現在市販されている枯れ葉剤は、PCP、CNP、あるいはメイ52、こういうものでありますから、そのうちの一つでしょうが、多分これらの農薬にはダイオキシンが含有をされている、この三つにもダイオキシンが含有されているということで、いま反対運動が、禁止をせよという運動が起きておるわけであります。
したがって、遊休地に対するこの種の農薬使用というものは、草刈り条例もあるわけでありますから、これは明確に規制をしていくべきだというふうに考えますが、その点についてお答えを願いたいと思います。
さらに蚊、ハエの防除対策の問題であります。これは確かに必要であります。ところが、町内会におきまして反対をする人あるいは賛成だという人、かなり人間的な問題まで阻害をしていくような動きがあるということを一部聞いておるわけであります。したがって、蚊やハエの防除対策について、もっと別な方法はないか。いまのように動力で無差別にやっていくのではなくて、何かもう少し、周辺に余り影響を与えなくて、効果のあるような方法というものを検討していく必要性があるのではないか、というふうに思うわけであります。
次に、乾電池問題であります。
ここ数年の間に、従来のマンガン乾電池からアルカリ乾電池に変革をしてきております。もちろん両方の乾電池がありますけれども、このアルカリの乾電池が、五年前ごろから比べますと、その生産量というものは六倍から七倍に上がっているというふうに言われております。今後、この生産はどんどん伸びていくだろうということで、業界でもそうした推定がされておるわけであります。
人口も、去る九月に五十万を突破し、私といたしましても、船橋の置かれておる諸問題、とりわけまだまだ主要課題が山積し、解決のため、市長の決断を必要とする問題が多くあろうかと考えられます。さらに、これらの問題はひとときの余裕もなく、即応し、対処する必要性のある問題ばかりであろうかと存じます。さらに加えて、五十万市民のさまざまな要求の対応が適確でなければならないと思います。
本市が一番いま一般的におくれている諸案件、特に公共下水道の普及の件、そしてまた船橋の玄関口である、駅前の開かずの踏切と言われております京成高架の件、さらに全国的におくれております公園用地の確保、それから海老川の遊水地の件、さらに国電船橋駅前の都市計画の件とか、なかなか挙げたら大変な問題がたくさんまだございます。さらに南北道路の整備、都市計画路の整備等々、メジロ押しであろうかと存じます。限られた予算の中で、これらをどのように来年度の予算に反映させていくのかについても、お伺いをいたしたいと存じます。
いま申し上げました件につきましては、部長答弁でなく、一括して市長さんからお答えをいただきたいと存じます。
次に、学校管理についてお伺いをいたします。
去る本月の十二月四日、午後一時四十分ごろ、市内印内の市立葛飾中学校で、中央校舎と北校舎の間にある柔剣道場から出火、そして木造平家建ての同道場一棟二百十四平米を全焼、隣接する鉄筋コンクリート二階建て、北校舎の外壁約四百八十四平米を焦がし、火は約二十五分後に鎮火したと言われております。船橋の西警察署の調べによると、グラウンドで野球をしていた人が見つけ、駆けつけると窓から火が出ており、すでに道場全体に火が広がり、手がつけられなかったという状態だと言われております。
この道場は、ふだんは放課後、日曜日などは部活動に使用していたが、今月の五日から期末テストのため、三日から生徒の使用を禁止していた。学校側の話によると、道場での火の使用は一切禁止しており、期末テストのため、この日の登校予定者は一人もいないはずだと言われております。そして、出火原因を詳しく調べていると言われておりますが、八日の
文教委員会では原因不明だと言われております。
そこでお尋ねをいたしますが、火災保険に入っているから大したことはないということになったのでは大変困るわけであります。まずこの場合、
教育委員会で警備委託をしております警備保障会社の責任はどうであるかとのことであります。年間、市内の中小学校約七十有余校の火災、盗難その他、諸種の警備ということで、警備費約四千万円近くも支出しておる警備会社の責任はどうであるか。その責任の範囲、この種のことについての保障契約はどうなっておるのかということであります。お伺いいたします。
原因はどうであれ、火災保険に入っておるからということでは本当に困るわけです。少なくとも資源愛護、そしてまた市民のとうとい税金によって建てられたものであり、今後も起こり得ることも予想されるので、これらの建物の火元責任者は置かれてあるのかどうか。大方の公共の建物については、火元責任者は大概の場合置かれてあるのが常であると思うわけであります。さすれば、その責任者の責任はどうであるのかということを、まずお伺いいたします。
過日の
教育委員会の担当者は、話の説明の中で、現在、学校の警備をしておる警備保障会社は二社である──。さらに警備会社の経費の節約のために、これら二社との契約の場合は、随意契約によって契約しているやに聞いております。少なくとも、同じ会社が毎年随意契約によって契約をするということは、余りよい結果は生まないというのが私の考えでございます。いま市内、そしてまた市外においても、警備保障会社は数多くあるわけでありますので、今後において競争入札にしてもよいのではないかと思いますが、それらに対してのご意見を承りたいと思います。
また、過去において、市内の中小学校の火災の発生が数多くあったわけであります。ちょっと挙げただけでも船中、そして葛中、宮本中においては四回もあった。そしてまた塚田小においては二回、さらに三咲小、そしてまた二宮中と、数え上げたら非常に多いわけであります。まことに残念なことであり、公共の建物であるだけに、なおさらもったいないということでございます。
そこでお伺いいたしますが、過去において発生したこれらの学校の最終的な処理はどうなされておるのか、解決策についてお伺いをいたします。
次に、薬円台南小学校の敷地問題についてお尋ねをいたします。
薬円台南小学校の用地買収は、昭和四十七年第三回定例会の議案第二十五号において、敷地の総面積は一万六千八百一・六五平米で、買収費は四億七千二百六十七万二千五百円であると記録されてあり、また議会で承認されたわけであります。そして昭和四十九年四月の開校であり、以来、約十年も経過しております。
ところが、ここで学校敷地について問題が起きてきたわけであります。南小学校に通学する生徒、そしてまた父兄から苦情が出てきたわけであります。内容は、通学路に雨が降れば、排水が悪くて溢水して、小学生の長ぐつがもぐってしまう。何とかこの通学路の排水をよくして、溢水をしないようにという要望が出されたわけであります。
そこで所管の担当課にお願いに行きますと、市の所有する市道は、薬円台─三山線の道路から校門までであり、それから先については
教育委員会の管財の財産であり、道路ではありません、
教育委員会とよく相談をされた方がいいのではないですか、ということになったわけであります。
そして、いろいろと
教育委員会の施設課等を調べたところ、実際には幅員が四メーターで道路があるにもかかわらず、学校敷地と図面上はなってしまっております。そこで、その道路に面している畑の地主はびっくりして、実際に道路があるから、道路として認めてもらいたいと、何回となく担当課にお願いに来たが、一向にらちがあかないわけです。当時、この問題が起きてお願いをしたのが七月であり、約半年間、何ら
進展を見なかったわけでございます。そして現在に至っておるわけでありますが、私といたしましても、
教育委員会に対して、この点につきましては不信の念と深い憤りを感ずるわけであります。
そこで、私なりにもう少しやらせていただきたいと思いますが、現在、通学路としている道路が学校の敷地の中に入ってしまい、現実に通学路として、一日何百人かの人が小学校に通学している。だれが見ても、これは昭和四十七年以来から、学校敷地を買収する前からの道路であり、幅員が約四メーターで、距離にして約二百メートルぐらいでございます。図面上は小学校敷地になってしまっておりますが、実際には、これは道路として使用されておるわけです。そして、隣地の畑とは道路がなくて学校敷地と接している。これでは、仮に隣地の畑の人が家を建てようと思っても建てられないし、何もできないわけであります。通常の場合は、よく赤道とか古い道路等については図面上は残っているが、実際には道路でなく、なくなってしまっているということが多く見られるわけでありますが、この場合は全くその反対であります。
現実には、隣地の畑とは四メートルの通学路があり、その道路を境として小学校側でフェンスを張り、ちゃんとしている──。もし道路口、学校の門であるというならば、フェンスなどを張る必要もないわけであります。
さらに、昭和四十七年当時の用地買収に立ち会った地主は、私たちは、学校用地として売るときは道路から外れて売った──。当時、畑であったので、畑を実測してもらって売ったと言っておるわけです。そこで道路が問題であるということであるならば、私たちが証人として市役所へでもどこへでも行きましょうというふうに言われております。それは一人だけの地主ではないわけでありまして、ほとんどの地主がそう言われております。現に私も、市の施設課で実際に測量した実測図を見せてもらったのでありますが、道路を外して測量してあるのが実態のようです。常識で考えた場合、道路を買う人もなければ道路を売る人もないと思うわけであります。仮にあったとしても、道路が学校用地にでも入ってしまったということであれば、振りかえ道路か何か必ずつくるのが常識であろうというふうに考えております。
去る十一月の決算のときです。担当者の話の中では、道路査定をする。そして中心から両開きにして、仮に畑の方に道路が入った場合、その分だけ、地主に現在の地積から引いてもらう、図面上減歩してもらうというのがその担当者の説明であったわけです。私の見方としては、全然現場を見ていないというふうに思っているわけです。そして内容の把握がされていない、全く見当違いのことであると言わざるを得ないわけであります。そして、私が十二月の定例会に一般質問をするというと、急いで今月の二十一日に立ち会いで道路査定をするというのは、問題は道路査定なんだという、そんな問題じゃないわけであります。何も学校が、畑の所有者側、お互いに損をするという問題ではないわけであります。ただ隣地の畑の人たちは、現在の道路を、実際にあるので、道路としてそのまま素直に認めてもらいたいというのが、畑の地主の言い方でございます。市の
教育委員会も、そのようなことになっても何ら損をしない。隣地の人たちの言うことを素直に認めてもらいたいと私は思うわけです。
そこでお尋ねをいたしますが、まず第一点目といたしまして、なぜこのようになっているのか、現地を部長または責任者は見たことがあるのかどうか、まずお尋ねをいたします。
第二点といたしましては、薬円台南小学校の買収敷地面積と実際の実測の登記上の面積と、四十七年九月の第三回の定例会の議案の面積に沿わないのであるのかどうか、その点もお伺いをいたします。
まだいろいろありますが、第一問としてこのくらいにさせていただきたいと思います。
なお、最後に予定しておりました学校開放につきましては、時間の関係もございますので、一応この次の機会ということで、三番目のことにつきましてはやめさせていただきたいと思います。
以上で第一問を終わります。
〔
市長大橋和夫君登壇〕
◎市長(大橋和夫君) 林議員のご質問にお答えいたします。
来年度の予算編成についてのご質問でございまして、ことしは選挙の当たり年でございまして、三十六年ぶりに大型選挙が全部そろうわけでございますが、そのために国の予算編成が非常におくれております。越年の予算編成になるわけでございますが、お話がありましたように、大蔵省は非常に厳しい予算査定を行っております。昨年はゼロシーリングと言っておりましたが、ことしはマイナスシーリング、かなりいま切り込んでいるわけでございますが、国の予算編成の結果を見ないと、まだ確定的なことは言えないわけでございますけれども、私は国の予算編成の結果を見ましても、従来お話のありましたような、五十七年度、五十八年度とってまいりました予算編成方針に従いまして、特に五十九年度におきましては、本年の二月に船橋市の基本計画、十カ年計画を発表して、関係の審議会でご了承をいただいたわけでございますし、また、実施三カ年計画もすでに発表してございます。五十八年度から五十九年度、六十年度、この実施三カ年計画に盛られた基本的な施策については、すべてにわたって手をつけ、できるだけ完成いたしたいと考えております。財源的には、私は創意工夫をこらせばかなりのことができると思っているわけでございます。
船橋市の財政規模を見ますと、一般会計と特別会計、企業会計、すべて合わせますと、大体千二百億の規模になっております。一般会計に占める市税の割合は、五十七年度の決算ベースで見ますと、五九%前後、大体六〇%に近いわけでございます。
一般会計だけを当てにしておりますと、大型な事業ができないわけでございますけれども、たとえば市民の要望の強い事業の一つに京葉線がございます。これにつきましては、市の金はほとんど使わずに実現を見ているわけでございまして、ことし運輸大臣から都心乗り入れが決定いたしまして、六十年の春には千葉の蘇我駅から西船まで暫定開業になる。しかも、当市は二千億をすでに超えているわけでございます。しかも、都心乗り入れにつきましては、三千億ぐらいかかる予定でございますけれども、市の金を使わずに大型な事業ができるわけでございます。また、西船から八千代まで至ります、この東葉高速鉄道、すでに調査費がついておりますが、最終的に二千億の投資と言われております。民間の投資が全国で十四、五本あるわけでございますが、四千億の投資、しかも船橋を通って八千代まで至る東葉高速は、二千億の投資でございますけれども、これは民間資金と、それから国の補助を中心にいたしておりまして、市の金は余り使わずに事業をやろうとしているわけでございます。
また、河川につきましても、長津川が準用河川から二級河川に昇格いたしましたが、十カ年で直すのに百二十億、市の金をまるまる使わなければならないものが、国と県から補助をいただいて八十億市のふところに入ってくるわけでございます。長津川だけを重点に置いておるのではなく、国、県からいただく八十億、その分を他の河川に回して河川改修の整備をできるだけ早く行いたい。
そういうように、市の一般会計だけではなくて、特別会計、企業会計のほかに国庫補助、県の補助、また民間資金を活用しまして、総合的に財政運営をやっていきたいと考えているわけでございます。
また、決算委員会でもお話が出ましたが、健全財政を貫くのもいいけれども、市民の要望が強いので、公債費比率についてはもっと弾力的に考えて、市民の要望のあるものについてはもっと起債を活用したらどうかというご意見もいただいております。現在、五十七年度の船橋市の公債費比率は一一・九%でございまして、五%になりますと警戒信号、二〇%になりますと規制が行われるわけでございますが、現在、船橋市、借金があると言いましても、公債費比率は他に比べて、五十万の都市としてはまあまあの線にいっておりますので、この起債の活用、適債事業であれば、いい意味の借金であれば、事業の優劣を考え、優先度を考えながら、こういうものも活用いたしていきたいと思っております。
また、この際でございますが、京成の連続立体につきましては、議会で満場一致で事業の推進を決められたわけでございますが、地下鉄案を言われる方もございますけれども、七百億の事業費が、工事区間だけ二・五キロが二倍になるわけでございます。しかも地下でございますので、工事費が少なくとも三倍の二千百億かかるわけでございますけれども、しかし、市の負担が現在百億のものが、現在の大蔵の厳しい状況を考えますと、いまの補助率がアップされるとは全く考えられません。市の負担が百億の負担でも大変でございますけれども、これが地下の場合には十五倍の千五百億以上かかる。こういうことで実現不可能でございますので、ほかの事業を全く犠牲にして京成の連続立体だけをやるわけにはまいりませんので、やはり既定方針どおり、十年間研究された結果でございますので、これらの点については既定方針どおり貫いていく、ほかの事業もやっていくということを考えながら、新しい予算編成をやりたいと思っております。
いずれにいたしましても、家庭と同じでございまして、苦しいときには施策の順位を決めて、緊急度の高いもの、市民にとって要望の強いものから順次予算をつけてまいりたい。また、その際に、やはり五十万都市になりましたけれども、非常に五十万都市として自慢できないいろいろなご指摘のありました面があるわけでございます。これらの点につきましては、国庫補助金の獲得、民間資金の導入等、すべての資金を導入して船橋の近代的都市づくりに最大の力を注ぎたいと考えておりますので、年末から年始にかけましての国との折衝に対しましては、議会におかれましても側面から応援いただければありがたいと思っております。
〔管理部長中村保君登壇〕
◎管理部長(中村保君) お答えいたします。
まず十二月四日に起きました葛飾中学校の火災の件でございますけれども、大変貴重な公の財産を損失いたしましたし、また、関係機関の皆様方あるいは多くの市民の方々に、ご迷惑やご心配をおかけいたしましたことを、申しわけなくおわび申し上げます。
この学校の警備状態でございますけれども、船橋市におきましては、船橋市の地区を二つに分けまして、二つの警備会社に学校の警備委託をいたしております。この地区は、最近になりましてセコム株式会社と称しておりますが、以前の日本警備保障株式会社でございます。これとは一年契約で警備の契約をしているわけでございますけれども、警備の方法等、細かく仕様をいたしまして、一校当たり月四万円ということで契約しているわけであります。これが警備会社の瑕疵によりまして損害を私どもの方が受けました場合には、対人、対物合わせまして一事故当たり十億円を限度として損害賠償を受ける、という契約になっております。
ただ葛飾中学校の場合、私どもの仕様に基づきます警備会社の対応を見たわけでございますけれども、警備会社の対応に瑕疵はなかったということで、この警備責任は出てまいらない。そういうふうに考えておりますけれども、むしろ施設を管理いたします私どもの立場といたしまして、ややもいたしますと法律の基準を満たしていれば安心する、消防法上の基準を満たしていればそれでいいというような、ちょっとした緩みがございましたので、ただ法の要求するところを満たせばいいというような立場ではなくて、やはり学校の現状、建物の状況等を見まして、火災報知器、防火設備の一層の充実を図る必要があると、いま反省しているところであります。
それから学校といたしましては、火元責任者はだれであったかは掌握しておりませんが、それぞれの建物に決めております。これはちゃんと規定のとおり点検して帰りますわけで、あの火災の場合、休日で、先生方もおりませんし、それらの方面の責任は出てこないだろうと考えます。
それから、いままであった火災の最終的処理ということでございますけれども、ちょっと意味を受け取りかねるのでございますが、これにつきまして、管理者なりだれなりが処分を受けたというようなことは、そういう意味でありましたならば、聞いてございません。やはり火災保険等を受けておりまして、修復に万全を期したということであります。
それから、警備会社もこれを確かに随意契約でやっているわけでございますけれども、付近の類似都市七市を見てみましても、やはり一社ないし二社の会社と契約しておりますけれども、これはすべて随意契約であります。何か物品等を購入する場合、これは同質であれば安い方法がいいので、これも入札を当然やることでございますけれども、やはり警備となりますと、その警備の中身を買うという、質を買うということがございますので、そうたびたび相手をかえるということは、なかなか対応がおくれるとか、あるいは警備機器のセットに相当な経費がかかるというようなことから、いまのところは随意契約でいっているわけであります。また、余りにも長期にわたってそれによる弊害が出てきたような場合には、これは当然考える必要があろうかと思います。
次に、薬円台南小学校の用地のことでございますが、これは本日の答弁が、冒頭、おわびすることばかりで大変残念に思っているんですけれども、昭和四十七年以来今日まで、ご質問者、のご指摘のような形で残っていたということは、非常に申しわけないと思います。
あの学校の用地を買収いたします場合、前面の市道を省きまして、それに隣接した農地を実測して買収いたしております。一万六千八百一平米でございますけれども、その後、学校を開設するに当たりまして、その学校用地に隣接いたします市道が九尺、約二・七メートルでございまして、非常に狭いものでございますから、子供たちの通学の安全あるいは車両の通行のために、学校用地をセットバックいたしまして、市道を合わせて三・七メートルから四メートルの幅に舗装して、現在に至っているというわけであります。
当時も、何かやはり、学校用地でなく道路として移管するという話も出たようでございますけれども、道路の幅員にいろんな問題があったりいたしまして、さほど学校側として通学に支障がなかったものですから、そのままの形になってきていた。ただ、ご質問者の今回のご指摘等によりまして、いままでのいきさつがわかってきたというようなことから、学校施設課におきまして、関係課といろいろ協議を重ねておりまして、また地元の方々の協力も得まして、境界査定等も近く行うことができるようでございますので、ご質問者の質問の趣旨に沿いまして、早期に解決を図っていきたいと思います。
それから最後の方で、部長は現地を見たかということでございました。学校でございますので、私どもしょっちゅう行っているんですが、こういう問題意識としては、学校はその場は見ておりません。施設課の担当が行ってやっております。
それから、実測面積と取得議案に出した面積はどうかということでございますけれども、これはちょっといま調査ができておりませんので、お許し願いたいと思います。
以上でございます。
〔林利嗣君登壇〕
◆林利嗣君 一番目の市長さんのご答弁でございますが、大変限られた予算の中で適確に大型のいろいろな諸種の問題をこれからやっていくということでございますので、よろしくお願いしたいと存じます。
それから、二番目の学校火災についてでございますが、何といいますか、いろいろとまだまだ問題があるようでございますので、十分管理をひとつ今後も気をつけてもらいたいというふうに考えております。
それから、最後の南小学校の件ですけれども、私としては、いまの部長の答弁については、何といいますか、全く不満だらけですけれども、今後、やはりいつということも言われておりませんが、なるべく早い時期にこの実測、そしてまた実態をよく──現地へ行ってみれば、場合によったら
文教委員会で一回現地を見たらすぐわかると思うんですよ、だれが見たって。(「案内しちゃえ」と呼ぶ者あり)実際の話、そうなんですよ。公図上は全く畑とつながっているわけで、それで実際には四メーターの道路があるわけですから、体面上、どうしてもまかりならぬということであれば、これは別ですけれどもね。やっぱりメンツにかかわることじゃないと私は思っていますよ、この問題は。一番迷惑をこうむっているのは、相手側の畑の人たちですから。
現在、いろいろ聞いてみた中では、一週間ぐらい前に畑の方のくいを見に来たというようなことも言っていまして、現実の問題としては、
教育委員会でも半ば認めているんじゃないかと思っているんですけれども、やっぱり突っ張っているところは突っ張っているんですよね。そういうことでは、やはりわれわれ、市長部局につきましては、非常に議員諸公も大体すぐやってもらえるということが言われておりますが、
教育委員会の部局につきましては、すぐやってくれるなんていうことはなかなかないというふうに議員諸公の中でも言う言葉が出るわけですよね。そういうことでないように、やっぱり行政の中ですべてが市民要求にこたえるべきだと私は思うわけです。
どうか、そういうこともありまして、先ほど実測の平米もわからないということでございますが、これでは答弁にならないというふうに私は思いますが、やはりきょうは大分質問者も多いようでございますので、一応二問だけで、ひとつ最大限努力して、三月の議会に一般質問の出ないようにぜひお願いしたい、そういうふうにお願いを申し上げまして、第二問を終わります。(拍手。「すぐやってやれ」と呼ぶ者あり)
─────────────────
○副議長(松永勝進君) 佐藤正吾君。
〔佐藤正吾君登壇、拍手〕
◆佐藤正吾君 事前の通告に従いまして、大体、大まかに二点お伺いしたいと思っております。よろしくお願いいたします。
まず、第一点の道路の安全対策についてということでございますが、この四月の統一選挙においても、私たちの八木が谷地域、北部の方ですけれども、非常に選挙に燃えた地域でございます。そして大ぜいの仲間がここに登場して、発言権を持ってがんばっているわけですが、やはりその中には生活環境を訴える、そのことが大きく出ていたわけでございます。また、市長も四年のうちの二年数カ月、この市政を預かられましたけれども、公約としましては、船橋の中において一番おくれている道路についての公約があったというふうに私は思います。そういう観点から、私は質問をさせていただきたいと思います。
私がこの船橋に、そして八木が谷というところに土地を求め、そして住まいをし、家庭を持ってから、二十年になります。ご存じのように、私たちのところには、東京から一時間半というような非常に通勤・通学の距離にあって、ベッドタウンとして急速に栄え、発展したところですが、人口がふえるに従いまして、学校もなければ環境がもうすでに悪いというようなことが、当時、こういう昔のことでございますけれども、週刊誌の「文春」などで、昭和四十三年ころに、本当にトップのグラビアに、二和周辺の長ぐつ道路、長ぐつの奥へ行くということで、皆さんもご記憶にあるかと思います。そしてまた、これについてはNHKの「カメラリポート」の時間でも十分反映されたわけですけれども、この中にある議員の中台議員さんにも大変われわれはその当時お世話になった記憶がございます。(「おっ、おっ」と呼ぶ者あり)そういうような中に、私たちの船橋の本当に快適な環境づくり、そして市民の豊かな潤いのある町づくりということのテーマを掲げながらもやってきました。
当時、三咲小学校というようなところまでしか学校がなくて、八木が谷の中には──現在は中学校、小学校三つぐらいありますけれども、そういう非常に道の問題について討論された時期がございますけれども、そういう町づくりの中にいろいろな矛盾があります。そして、そのことについて私はきょうは十分訴えたいというふうに思っております。
まず、日本のどのような山間地帯、そしてどのような高原の中に行っても、荒野の中に行っても、家のあるところを舗装されていないというようなところは、まず皆無です。しかし、私たちの船橋の市の中には、相変わらず砂利道になっていて、それから、または排水が流されないような、サラリーマンが一生懸命税金を出していても、そこが満たし得ないような、そういうバランスの悪い状況があるわけですが、そういったことについて……。
この道については、たとえば公園がいま船橋では非常に他市に比べて少ないと言われます。先般も議案の中で、公園を買うということに一つの提案が入っておりますけれども、あの公園も一坪非常に高い公園になるわけですけれども、私たちのそういう町の私道ということで、どうしてもそこに、何ですか、私道があるために、私道路の不在地主が持っている、そういう道路のために全く手がつけられないような、そういう道路があるわけです。ですから、張りついている人たちにとっては──百世帯近くあるでしょうか、そういう人たちの、人口からすれば四百人ぐらいの生活が営まれるところに、どうしても道を解決してもらいたい。そういうことがなければ、これはいままで個人のそういう権利の問題であるからということだけでやっていますけれども、公園を買うぐらいに、まず必要以上にその道路を解決するというふうに、いまの時代にはもうすでになっているのであろうというふうに思うんです。どうかそういった点についてのご意見をお伺いしたいと思います。
また船橋の場合は、非常にそういう意味から見ても漠然とした町になっております。新しく宅造法が施行されてから、新しくできたタウンについては、町については、六メーター道路とか八メーター道路とか、それから路面のついた道路とか、そういうものがつくられているわけですけれども、宅造以前につくられたような、そういうところについては民間の当時の分譲会社が非常に利益を得て、私たちがそこら辺にある、そういう市民の問題以上に何かそういうことにどんどん分譲されたつぎ足しの住宅、そういう中にあったその宅地と、それから新しくできたような宅造後の道路とのその接点をしても非常にむずかしい問題があるわけですが、やはりそういう中に幹線になるような、地域の町づくりの核をつくるような、そういう点が欠けているように思うんです。そういうようなことから、配慮から、いろんな学校の新設もありますけれども、新設校に伴う、そういう通学路、しかし、いまこの通学路も単に通学路というんじゃなくて、最近はやっぱり生活道路として、学校から帰ってきてからもいろんな意味において、そこで子供たちが鍛え、遊ぶ、そして生活する、そういう道を根本的にはつくり上げなければならない。そういうような状況の中において、その旧分譲地のような、そういうどうにもならない分譲地を何とか見直しし、再開発をするような形をもって進めることでないと、解決できないであろうというふうに思います。その点について、ひとつ建設を担当している建設局長にいろいろとご答弁をお伺いしたいというふうに思います。
また、緑のおばさん問題も、最近、新聞紙上でも出ましたし、前回も討論されましたけれども、緑のおばさんの問題の処理についても、サンケイ新聞によりますと、いろいろとこの問題について、緑のおばさん廃止問題が、一部で、船橋版行革、子供の命をお粗末にする行政などと報道されたのは心外、私は以前から交通安全対策に熱心だと強調した。その上で、この廃止について市民の間に不安がある。いろいろとここへ来ましてこうした不安や不満が出るところを見ると、PTAや父兄に対する説明が不十分だったと思わざるを得ない。市
教育委員会をあからさまに非難した、というような記事ですから、これは果たして本当なのかどうか。この点については、市長のご意見も聞かせていただきたいというふうに思うわけでございます。
いろいろとありますけれども、一応この辺にしまして、次は医療センターの今後の運営についてお伺いいたします。
市民待望の医療センターが十月にオープンしました。このことは、われわれ五十万市民も大変うれしいことでございますけれども、この予算について、今後どのように運営されていくか、この予算を考えるときに問題を感じるわけですが、昭和五十八年度一般会計予算、この間から補正をされておりまして、七百二十六億何がしというふうになるとすれば、いままで病院事業会計に対する一般会計からの支出金及び補助負担金が十八億円余というようなことでございます。そうしますと、大体この比率が二・五七%ぐらいになるわけですが、どう考えても、いま地方自治体の赤字事業と言われている中では、交通と、それから水道と病院、こういうものが赤字になってくるわけです。
このことは、私たちもこの間、秋に視察をした長崎や富山市などの例を見ても明らかでございますが、どうしても医療センターを必要としてやった以上は、赤字覚悟の上で決断されたというふうに考えるわけですが、その点についても、ひとつ今後に赤字を大きくならないようにするためのことも踏まえて、どのように考えているか。特にこのことが将来にわたって市の一般事業に深く影響するということであろうと思われます。国のたとえば国防費の枠のような考え方で、センターへの持ち出しは、一般会計のたとえば二%以内というような枠を置いて決めていくとか、そういうようなことでないと、ずるずるずるずるとなりはしないかという懸念を持っております。本来、独立採算制でいかなくても、経営強化をして採算性を上げるということも一つの方法であろうというふうに思いますが、その点、いかがでしょうか。
あと、なお開園されて、駐車場が開園早々手狭になっているようですが、これについてはバスの増発とか、バス路線の拡大を考えていく考えはあるのかないのか、その点をお伺いして、一問を終わります。
〔建設局長溜水義久君登壇〕
◎建設局長(溜水義久君) ご指名でございますので、お答えさせていただきます。
ご質問の趣旨が、私道舗装を早くやってほしいというようなことと、旧分譲地内の道路事情が非常に悪いから、それについて準幹線的なものへの拡幅をして、そこを憩いの広場的な使い方をも考えたらどうだ、というようなことだったろうと思います。
公園よりはというようなお話もありましたけれども、異なる行政需要の中でやっている仕事でございまして、いずれも大事な仕事でございます。ただ私道路の舗装でございますけれども、いままで地権者の同意を得てやるということとか、あるいは私道舗装につきましては環境整備事業というようなことで、制度をつくりまして実施してきているわけですけれども、これらにつきましては、いずれも必要性とか、あるいは市の財政状況等を勘案しまして、歴史的な経過をもって制度化あるいは運用というようなものがなされてきているわけでございます。
これまでも十分に議論されてきているわけでございますけれども、事個人の権利というものへの対処の仕方ということになりますと、なかなかむずかしい問題がございまして、たとえば一つの例でございますけれども、十分な同意を得ずに舗装してしまったというような場所につきまして、くいを打たれてしまうとか、そういうこともございますので、その辺の対処の仕方につきましては慎重に扱っていきたいと考えております。
それから旧分譲地の再開発等の話でございますけれども、これにつきましても、いずれも土地所有権と申しますか、そこらあたりとの調整が必要でございまして、地元要望を一致させるということが非常に大事でございます。その際、こういう計画でいきたいんだというようなことで、市から強制するというような考え方でなく、地元からの盛り上がりでこういう町をつくっていきたいんだというものが非常に必要でございまして、私どもとしてはそれを期待しておりますので、議員さん方におきましても地元のいろんな相談を受けられます際には、そういうような方向でおまとめいただけたらと思っております。よろしくお願いいたします。
〔
市長大橋和夫君登壇〕
◎市長(大橋和夫君) 佐藤議員のご質問のうち、緑のおばさんの問題について私からご答弁いたします。
サンケイの記事を言われたわけでございますが、その後、サンケイ新聞に円満に解決した記事が、非常に真実を伝えてよく書いてありますので、それを読んでいただければありがたいと思っております。
教育委員会も私も、また関係者も、子供の安全について非常に努力してきたわけでございまして、議会もそうでございますし、また警察の方々、安全協会の方々、あるいは県の土木出張所であります葛南土木の方々、こういう関係者も、非常に船橋の交通安全対策についてはやってきたわけでございます。しかし、子供の命を粗末にする、そういう行革船橋版、船橋市にとって非常に不名誉なことでございますので、できるだけ実態に合わせて早急に解決したい。
私も、現実に問題のある個所を二日間にわたって、四時半ごろに起きて行っております。そういう面から見まして、やはり
教育委員会の考え方、実際に移された場合にはいろいろ市民に不安を与えている。与えていなかったら、あれだけ大きくマスコミに取り上げられないわけでございますので、そういう点にはやはり反省してもらいたいと思っているわけでございます。しかし、基本線においては一致しているわけでございまして、やはり昔は手を挙げれば車はとまる。しかし、現在においては、もう十数年前からでございますけれども、車は手を挙げてもとまらない。確認してから渡る。こういう基本的な考え方については、私は賛成ではございますけれども、しかし、全部なくしてしまうには、それなりのやはり理解なり、根回しが必要であったかと思うわけでございます。そういう点につきましては、市長部局にかなりいろいろ来ております、
教育委員会とは違って。それで、やはりこの総合調整の立場にある市長が調整に入って、幸い円満にまとまったわけでございます。
なお、先週、警察、
教育委員会、またうちの市民部、建設局、交通安全協会、また葛南土木も入りまして、早急に問題のある個所の交通実態調査を行いまして、対策をすでに打ちつつございます。具体的には、もう幾つかの手を打ちつつございます。基本的に
教育委員会との意見は違っておりませんので、ご安心いただきたいと思います。
〔医療センター事務局長戸川謹一君登壇〕
◎医療センター事務局長(戸川謹一君) 所管のことにつきましてお答え申し上げます。
今後できるだけ赤字が大きくならないように、病院運営について基本的にどのように考えているか、というようなご趣旨のご質問と承りました。
ご質問者も言われましたように、現在、全国で病院が九千五十五ございます中で、自治体病院は千七十五ございます。その中で私どもと同じような市立病院は二百七十病院でございますけれども、最近の傾向といたしましては非常に医業収支比率が年々悪化しておりまして、このうち五五%強が赤字病院というのが五十六年度決算の数値でございます。
この原因につきましては、お話にもございましたが、やはり病院事業は、病院の建物自体が、非常に設備関係が高度のものでございます。医療機器その他も非常に高度のものを装備しているわけでございます。そういうふうなことと、それから、ご承知のとおり、医療そのものがやはり医師あるいは看護婦、医療技術者等、いわゆる技術や労働力を中心とした労働集約型の事業でありますことから、どうしてもいまご指摘のありましたような水道事業や交通事業というような他の地方公営企業と比較いたしましても、赤字の要素が高い、つまり採算性が低い事業というふうに考えております。
そういうふうなこともございますが、病院事業は地方公営企業法の精神によりまして、一応、経済性よりも公共性を重んじた運営が求められておりますので、私どもといたしましても、できるだけこの精神、法の精神を逸脱しない方向で、公共性を全面に出した形で運営を考えているわけでございますけれども、しかしながら、ご質問者が言われましたように、さりとて採算あるいは独立採算制を全く無視した運営ということはとうていないわけでございます。
そこで、十月一日に診療開始をいたしましたばかりの事業でございますが、そういうことで、特に本年度は一般会計から多額の、いまご指摘のありましたような十八億強の一般会計からの繰り入れをいたしていただいておりますけれども、これは申し上げるまでもなく、本年度前半に全く収入がないということ、それから非常に多額の病院建設の最終年度に当たっているというふうなことで、本年度につきましては、特に臨時的な支出が多いということで、ひとつご理解をいただきたいと思うのでございます。
つきましては、今後の基本的な方針といたしましては、平年度におきましては、とうてい本年度のような多額の一般会計繰り入れということはなくなってくるわけでございますが、私どもといたしましては、地方公営企業法の十七条の二で、一般会計から支出をしていただける基準が示されておりますので、この基準に従って一般会計からは繰出金をちょうだいするわけでございますが、それ以外のいわゆる赤字補てん金につきましては、できるだけ企業内の経営努力をいたしまして、また、特に病院事業の赤字の最大の問題は人件費の膨張でございますので、こういう点につきましては、以上の基本的な部分以外の業務については徹底的な委託等を考慮いたしまして、できるだけ地方公営企業法で認められている以外の、いわゆる経営努力が足らないための赤字補てん金というようなものは、極力少なくしていくような形で努力してまいりたいと考えております。
私どもの現在の中期収入見通しでは、一応六十六年度にこの赤字補てん金をいただかないで済むような方向で計画を考えておりますけれども、まだ現在運営を始めたばかりでございますので、これらにつきましては、ご趣旨を十分体しまして、今後十分中身を検討して、できるだけ早く赤字補てん金をいただかないで済むような形で運営努力してまいりたい。また、このことにつきましては、私どものみならず財政当局等のご指導も十分受けながら、十分な努力をしてまいりたいというふうに考えております。
それから、二点目の駐車場の狭隘に対する対応というご指摘でございます。現在、敷地内には百五台のスペースを用意しておりますけれども、たしかご指摘のように相当いっぱいになっております。そこで現在、東側に五千平米ほどの空地がございますので、これを交渉いたしましておりましたところ、第一段階としては千五百平米の土地をお借りすることができました。すでに整地をいたしまして約四十台分の駐車場として近日中オープンする予定でございます。今後ともいろいろ努力してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
〔市民部長鷹木虔一君登壇〕
◎市民部長(鷹木虔一君) 医療センターにかかわるバスの問題につきましてお答え申し上げます。
本年十月一日、医療センターが開所したわけでございますが、開設に向かいまして関係部課と努力した結果、当初計画より現時点では、金杉台団地行き二十二本、御滝不動行き十六本ということで、ふえてはきているのが現実でございます。なお、今後も引き続き利用者の利便という角度から、様々な手を打っていきたいと考えているわけでございます。
また、拡大ということでございますが、現在、新京成バス会社と協議をしておりますのは、やはり市の東部あるいは北部の方がより利用しやすいようにということで、新京成の三咲に通ずる路線、これについて協議中でございます。現段階では新年度には運行されるであろうというような感触を得ているのが現状でございます。
以上です。
〔佐藤正吾君登壇〕
◆佐藤正吾君 医療センター関係についてはおおむね了解できました。今後とも、他市の資料などにも基づいて先進的なことを十分検討、研究されて運営していただきたい、ということを要望します。
あと、先ほど道路問題についての件については、特に私道でも道路だけ占有している不在地主を持っている地域もございます。それから、またそれに類したようなところが、そこ一カ所というわけじゃなくて、船橋市内にどのような形であるか、その辺もあわせましてお伺いすると同時に、対策としては、もうその買い入れした時点から二十年、三十年近くなっているわけですから、事によりましたらば、それは再開発という形を考えても、市が買い取りをしながらも、そこは道路として道路の性格を十分発揮できるように、小さいことですけれども、やっていただきたいということですが、いかがでしょうか。そういうような……(「場所を言わぬとだめだよ」と呼ぶ者あり)場所は、たとえば咲が丘二丁目付近の地先にございます、通称相場道路と言われたようなところの約八百坪でございます。そういうようなことなど。
そういうことで、三回の入札の結果、落札に至りませんで、第四回目の入札につきましては、この業者の方々が応札に応じないということになりましたので、この入札については不調といたしたわけでございます。
そこで、私どもといたしましては、後日──これは十一月でございますが──この設計金額につきましては見直しをいたしまして、一部設計変更をいたしまして、この第一回目の入札業者と全く別の業者九社を指名いたしまして、再度入札を行ったわけでございます。この結果、ご指摘のございましたダイキ株式会社が二千百九十万円で落札をいたしたわけでございますので、この会社と契約をいたしたわけでございます。
特に私どもといたしましては、この入札が何か疑わしいような形で行われたというふうには考えておりません。
〔計画管理室長高橋博君登壇〕
◎計画管理室長(高橋博君) 都市計画の線引きにつきましてご答弁申し上げます。
質問のうち、五ヘクタール以上の集団農地については、昭和五十五年法改正というご質問でございましたが、これは法改正ではございませんので、国及び県の作業基準をもとに、五ヘクタール以上を対象で調査しているということで、ご了解願いたいと思います。
それから経過につきましては、去る十月に、二農協につきまして二回目の地元説明を開催いたしまして、線引き見直し対象区域の具体的な位置を関係者に示し、ご理解を求めているところでございます。さらに十一月から現在までは、各地元の農家組合の代表者と、市街化区域に存続する場合の各いろいろな制度についてご説明を申し上げているところでございます。今後も引き続き話し合いを重ねてまいり、おおむねの理解を求めた上、目標としましては二月末日ぐらいまでに市の素案を固めてまいりたいと、スケジュールとしては考えている次第でございますので、よろしくご協力のほどお願いいたします。
以上でございます。
〔川崎忠治君登壇〕
◆川崎忠治君 仮称法田第二中の建設について再質問をいたします。この建設についてはいろいろな問題があるけれども、六十年開校に向けて工事は進めるという答弁でございました。そうしますると、今後の地盤沈下については絶対ない、いろいろな問題はあるけれどもそういう問題については余り心配することはないんだ、というふうな立場で工事を進めるのか、いろいろ問題があって、今後西高のような事態が起きたらその場その場で土盛りをすればいいんだというふうな考えなのか、その点だけをはっきりとお答えを願いたい。これは簡単ですので、お願いいたします。
総合教育センターにつきましては、本体がまだどのような形でできるのかわからない。だからこれについては、整地をしても、むだな整地でないような形で、ここでは行っていきたいんだというふうな答弁でございますけれども、そうすると、むだのないような整地ということになりますと、当然、本体の内容について検討は済んでおるというふうに理解できるんですけれども、その点について、もう一度お答えを願いたいと思います。
入札ですけれども、この入札については、いまは部長は形どおりの答弁があっただけです。そこで考えてもらいたいのは、いままでこういうことは例がなかったというふうに私は最初から言っているわけですね。そうしますると、部長の答弁のような内容であると、予定価格自体が間違っておった、低く見積もっておったという結論になるのか。すでに過去の問題でありますので、第一回目の予定価格や入札価格、これは当然ここで公開しても差し支えないものだというふうに思います。議会に対して報告の義務、これはあると思うんですね。議決の必要はないけれども、当然、報告の義務がある。ましてや本会議でいま質問を受けているわけですから、その点は当然答えてもらわなきゃならぬ、こういうふうに思います。
次に都市計画の線引きですけれども、この線引きについては、およそ三、四カ所の地域から陳情が出ています。陳情の内容を見ると、陳情書そのものは、逆線引きはよしてください、大体これが主な内容ですね。ところが、私、それぞれの地域をずっと聞いてみますると、一部の地域は全体的に市街化区域から調整区域にしてもらったのがいいという、そういう地域もあります。また、絶対逆線引きはいけない、これだけのところもありまするし、区画整理やその他の工事を行って、一応逆線引きを行わない、基本的にその方向でやっていきたいとか、というふうな幾つかの考えがあるわけです。
ですから市としては、それぞれの地域の考えを十分把握をして、これらみんなまとまってこうだということがあれば、質問は簡単なんですけれども、それぞれの地域によって、営農状況など、それによって今回は違ってきています。ですから、これの内容を十分把握をして、そして住民の──特に農家が中心のようですので、農家の立場を考えて、営農上、将来の必要に応じての土地の譲渡、これなどについて、十分将来性のある方向で事を解決するということで処理をしてもらいたい、こう思うんです。そういうためには、市からその地域へ出向いていって、どんどん会合などを開いて、そして住民の意思を反映させるということに努めてもらいたい、こう思います。その点についての決意のほどを、第四問としてお尋ねをいたします。
以上で二問を終わります。
〔建築部長渡辺茂之君登壇〕
◎建築部長(渡辺茂之君) 再質問にお答えいたします。
今後の地盤沈下については心配なしの立場で建築するのかということでございますが、この場所のような腐植土層につきましては、その沈下についてまだ解明されない部分も多いわけでございます。ただ、一般的には残留沈下量として十センチということでございますので、一応そのように考えておるわけでございまして、建築物については、先ほど申し上げましたように、基礎ぐいがありますので心配はございませんが、地下埋設物については、それに支えて対処しようということでございます。
〔財政部長成田知示君登壇〕
◎財政部長(成田知示君) 再質問にお答えを申し上げます。
この入札について、入札が不調になったような例が過去にはなかったのではないかということでございますけれども、こういう例は過去にもあったということでございます。
それから、予定価格を低く見積もったのではないかということでございますけれども、この設計金額につきましては、やはり積算をいたしまして金額を出したわけでございます。第一回の設計金額が二千二百九十七万八千円でございまして、予定価格が二千二百五十二万円でございます。それで三回目の入札価格が二千四百万でございますので、百四十八万円ほど予定価格をオーバーしたということでございます。それで第二回目につきましては、設計金額を、先ほど申し上げましたように見直しと一部変更をいたしまして、設計金額が二千二百四十五万四千円、予定価格が二千百九十八万六千円で、ダイキ株式会社が二千百九十万円で落札した、こういうことでございます。
〔管理部長中村保君登壇〕
◎管理部長(中村保君) お答えいたします。
まだ基本設計までは至っておりません。基本的にどれぐらいの面積を必要とするかというような構想の段階であります。この土地は確かにほぼ四方をがけに囲まれましたくぼ地でございますけれども、面積は三千五百坪ございますので、将来の建物についても、ここを更地として考えて建物は計画されるものと思っております。あと、低いものですから、正門の位置等に絡みまして進入路という問題が出てこようかと思いますので、そこらにむだな工事がないように配慮をしていきたい、そういうことでございます。
〔計画管理室長高橋博君登壇〕
◎計画管理室長(高橋博君) ご質問者のご質問のとおり、確かに地元へ入って見まするといろいろなご意見がございます。現在の市街化から調整区域を望む方、あるいはこのまま市街化のままいたいという方、あるいは都市整備をしていただきたいという、いろいろな考えの方が相おるようでございます。ですが、対象者といたしましては約三百三十六名を、現在、話し合いの対象として進めているわけでございますが、時間の許す限り、現在の農協等を通しながら十分話し合ってまいる所存でございますので、よろしくご協力のほどお願いいたします。
〔川崎忠治君登壇〕
◆川崎忠治君 出席時間が少なくて余り長く質問するのもどうかと思いまするし、いつもよりちょっぴり縮めます。
これは希望です。特に
教育委員会に対する希望ですけれども、第二法田中の敷地、それと総合センター、さらに第二峰台小の敷地、これを見ても、こういう言葉はいいかどうかわかりませんけれども、まともな土地はないんだね。法田中は、いま言ったような十間のさおが入っちゃうようなそういう沼池。それで総合センターは高台の畑をえぐり取って、そして出入り口はまともになくて、東町の焼却場の方へ入り口を買って出てくる。それでまた反対ができなくて、整地だけやって、どんなふうになるんだかわからない、こういう土地。さらに峰台小については、鴨川加工が前にあそこで操業したところで、あそこはカーバイトをつくったんですね。カーバイトをとるための産業廃棄物といいますか、これを一時、海老川っぺりにどかっと山ほど積んで捨ててあったことがある。これはいろいろなご説明ですけれども、穴を掘ってそこに捨ててあるので、恐らく相当のカーバイトをつくったところの産業廃棄物がその敷地の中にあるんじゃないか。これは私の推測です。
こういうところで、非常に学区の人たちも、学校を建ててくれるのはいいけれども、こういう土地で後々までいろいろ心配するのはご免だよ、こう言っているわけ。ですから、予算の関係やなんかがあると思いますけれども、今後はこの点、十分気をつけていただいて、それで建築もスムーズにいき、住民から後々いろいろ心配のない、こういう土地について白羽の矢を立ててもらいたい。今後と言ったって、今後は余り学校が建築されないようだけれども、こういう点についても十分配慮をしてもらいたいということを最後に希望として申し上げて、質問を終わります。(拍手)
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○議長(大沢元吉君) 以上をもって、一般質問を終結いたします。
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○議長(大沢元吉君) 日程第二、議案第六号を議題といたします。
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〔議案第六号は巻末に掲載〕
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○議長(大沢元吉君) 職員に議案を朗読いたさせます。
〔職員朗読〕
○議長(大沢元吉君) お諮りいたします。
本案については直ちに採決に入りたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢元吉君) ご異議なしと認めます。
よって、直ちに採決いたします。
本案について、これに同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(大沢元吉君) 起立総員であります。
よって、本案は同意することに決しました。
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○議長(大沢元吉君) この際、暫時休憩いたします。
午後六時五十六分休憩
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午後六時五十八分開議
○議長(大沢元吉君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
日程第三、
陳情取り下げの件を議題といたします。
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〔
陳情取り下げ申し出書は巻末に掲載〕
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○議長(大沢元吉君) 陳情第十九号につきましては、提出者から取下げしたい旨の申し出があり、厚生委員会において承認済みであります。
お諮りいたします。
陳情取り下げの件については、これを承認することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢元吉君) ご異議なしと認めます。
よって、
陳情取り下げの件は承認することに決しました。
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○議長(大沢元吉君) 日程第四の請願陳情を議題といたします。
○議長(大沢元吉君) 請願陳情二十六件は、お手元に配付いたしました請願陳情文書表記載のとおり、それぞれ常任委員会に付託いたします。
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○議長(大沢元吉君) 日程第五、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、議長において、徳江栄進君及び小仲井富次君を指名いたします。
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○議長(大沢元吉君) 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。
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○議長(大沢元吉君) お諮りいたします。
議事の都合により、明十四日から二十五日までは、休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢元吉君) ご異議なしと認めます。
よって、明十四日から二十五日までは、休会することに決しました。
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○議長(大沢元吉君) 次回は、十二月二十六日、定刻より会議を開きます。
本日は、これにて散会いたします。
午後六時五十九分散会
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〔出席者〕
▽出席議員(五十人)
議 長 大 沢 元 吉 君
副議長 松 永 勝 進 君
議 員 米 井 昌 夫 君 田久保 捷 三 君
中 村 洋 君 田 中 恒 春 君
佐 原 正 幸 君 稲 葉 澄 子 君
佐 藤 正 吾 君 村 田 一 郎 君
芳 賀 達 朗 君 中 江 昌 夫 君
池 沢 敏 夫 君 大 沢 久 君
関 根 和 子 君 瀬 山 孝 一 君
滝 口 宗 治 君 高 橋 徹 君
徳 江 栄 進 君 和 田 善 行 君
櫛 田 信 明 君 佐 藤 哲 夫 君
安 藤 久 子 君 倍 田 賢 司 君
村 岡 晴 彦 君 木 村 久 子 君